ネットショップ運営者の中には、「レビュー数は増えたけれど、売上につながらない」「コストパフォーマンスに魅力を感じない」とレビュー対策を途中で辞めてしまうケースがあります。
しかし、レビューが増えているのに売上が増えないというのは、基本的に別の原因があります!
そのため、レビュー対策を辞めてしまうと、さらに売上が低迷してしまう可能性が高いです。
実際に、売り上げが下がった時には、どういう点を改善すべきか理解を深め、見直していくことが重要です。
今回は、ネットショップの売上が下がった時のチェックポイントと改善策についてお話します。
競合との価格が離れすぎていないか?
はじめに、チェックするポイントとして、「競合との価格が離れすぎていないか?」という視点から解説します。
出品したままで価格変更していない
店舗によって取り扱う商品やジャンルは様々ですが、時間の経過とともに商品の価値は基本的に下がっていくものです。
さらに、コスパの良い新商品が発売された際に、旧商品の価格をそのままにしていると売れなくなる可能性はより一層高くなります。
その上、競合他社がしっかりと価格変更に対応していれば、ユーザーはお得に購入できる競合ショップを選び、自社の在庫は売れ残るという結果になってしまいます。
価格はリアルタイムに変動していくものであり、競合の価格調査・市場調査は定期的に行わなければならないということをしっかり理解しておきましょう。
時間がなくて競合調査できていない
また、「競合調査したいが、時間がない」というケースもあります。
日々の業務に追われて、競合調査が後回しになり価格変更や適切な価格設定がされなければ、やはり売れなくなってしまいます。
競合は、価格調査を行い適切な価格設定をしているのに、自社が未対応になれば売り上げの差はますます広がってしまいます。
そのため、競合調査を優先的に考えながら日々の業務効率化していくことは必須です。
価格調査を行う時間や人手不足にお悩みの場合は、価格調査ツールも提供していますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。
商品自体の需要がそもそもあるのか?
次に、チェックするポイントとして、「商品自体の需要がそもそもあるのか?」と言う視点から解説します。
商品の見直しをしているかどうか
どの商品も時間の経過とともに需要は変化していくため、「需要が高い時期に売る」ことが求められます。
なぜなら、売り時を逃せば在庫過多で保管コストがかかり、さらに廃棄するための費用まで発生したり、採算度外視の価格で売らざるをえない状況になってしまう可能性もあります。
「売れるときに売って、売り残さない」ためには、Googleトレンドやアクセスのボリュームの調査を行い、需要に合わせた仕入れや必要に応じて商品の入れ替えを検討しましょう。
商品ページ自体がわかりやすいか
商品が売れない要因として、自社で作成した商品ページがわかりにくい、説明が足りない、情報が古いといったことも挙げられます。
ユーザー目線で商品ページを定期的にチェックしたり、競合ショップと比べてみるなど商品ページの質を高めることを意識してみましょう。
また、商品のレビューが増えることで商品の質や使い心地の補足になったり、安心・信頼にもつながることも覚えておいてください。
自社の対応に問題がないか?
次に、チェックするポイントとして、「自社の対応に問題がないか?」と言う視点から解説します。
レビューの内容をチェックしているか
ネットショップ運営では、実店舗とは異なりお客さんの顔が見えないため、直接的な反応を知ることはできません。
対面の接客であれば、ちょっとしたクレーム・要望であってもその場ですぐに対応できますが、ネットショップの場合は難しく、自社の対応に問題がないか把握しにくいです。
そのため、問い合わせメールやレビューの内容をしっかりとチェックし、自社の対応において不適切、不愉快な印象を与えていないかを把握しながら改善しなければいけません。
楽天の規約に違反せず運営できているか
ネットショップを運営する上で、ECプラットフォームごとに利用規約があります。
楽天市場の利用規約に違反してしまうとペナルティが発生してしまうため、十分注意しなければいけません。
レビュー対策も含めて、商品紹介ページ、ショップのトップページ、またはマーケティング手法においても規約違反がないかチェックし、改善していきましょう。
しっかり規約を確認し、判断がつかない場合は必ず楽天市場に問い合わせをした上でレビュー対策を行いましょう。
レスポンスが早いかどうか
商品発送や問い合わせ対応のレスポンスが早いかどうか、ユーザーへの対応が後回しになっていないかもチェックしましょう。
ある程度の取引数に達してくると、問い合わせやクレームも一定数でてくるため、対応が疎かになってしまっているケースがあります。
ユーザーからはショップの忙しさは見えませんし、忙しいからといってユーザーへの対応が遅れるのはネガティブな結果しか招きません。
以上の自社の対応に問題がないかという点をふまえて、丁寧かつスピーディな対応をこころがけましょう。
まとめ:レビューが増えれば改善点の把握も簡単!
今回は、ネットショップの売上が下がった時のチェックポイントと改善策についてお話しました。
レビューはお礼や感想をいただくこともありますが、ユーザーのお願いやクレーム、要望を書ける場所でもあります。
ネガティブなレビューだと感じたときこそ「改善点」だと考えて、しっかりとユーザーに寄り添った対応をしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、売上が下がってお悩みの方の課題や問題の解決につながれば幸いです。